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法門無尽 福井孝典ホームページ

維摩経

お釈迦様が生きていた頃、インドのヴァイシャーリー市は共和制のような統治をとっていたらしい。その地にいた維摩詰(ヴィマラキールティ)という人物は異色の人材で、その人をめぐる話が経典となって残った。それがシルクロードを通って、鳩摩羅什らによって翻訳され、さらには日本に渡って聖徳太子の選によると伝えられる『三経義疏』の一つとなって、この国の仏教に大いなる影響をもたらした。『維摩経』(維摩詰の説いたこと)は物語としての構成もしっかりしていて戯曲としてもテーマがはっきりしていて、なかなか読み応えのある作品である。これが日本仏教の源流となったという、その意味がわかるような気がする。たまたま鳩摩羅什訳の読み下し文を手にしたので、自分の勉強のためもあって、現代語に訳してみた。
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